ミツバチの巣を見に行った。刺さないハチだと聞いて、巣の近くをうろうろしていた。緊張感はある。ハチなのだから、絶対に刺さないということはないだろうし、今日に限って気分が違うことだってあるかもしれない。腕まくりしていた袖をもとに戻した。ミツバチに少しも隙を見せない算段。

眠いと気分が乗らない。それが日中まで影響して、しゃべってるそばから、そんなこと言うつもりじゃなかったんだよなあ、と思ってる。家に帰ってから酒を飲みインターネット。この青い光が良くない、確か。そのあと上手に寝られなくなる。循環する。

ハチだったら刺してみたくもなるだろう。

僕には針がないから、違うことを考えてバランスを取ろうとする。遠くの山並みを眺めたり、雑草だらけだと思っていた路傍に意外に綺麗な花が咲いているのに気づいてみたり。そうやって納得しようとする。

お土産にもらった蜂蜜を舐めてみた。取れたてだからなのか、何だか紅茶みたいな風味がした。