・全てやりなおし

イメージ。例えば今、アルバムリーフのGust of...というとんでもなく暗い音楽を聴いているのだけど、この要素を枢要な部分を余すところなく吸収し、し尽くしてその後に放出する。そういうイメージ。

ドトールでもう一杯コーヒーを飲もうと思って、返却口にカップを置いたときのカチャっという音で、それ以上そこにいられないと思った。読み途中の本があったので、隣町まで川沿いを歩いたのだけど、他に喫茶店は見付からなかった。ただ、帷子川沿い、大きな団地がある。大きな団地であるとは電車からも思っていたものの、実際に目の前にするとそれは想像していたよりも大きかった。団地は修繕工事中であった。壁面一帯を鉄骨と白幕で覆われた様から感じるのは時間の経過と生活感。そのどちらもこのように、抽象的な印象で目にするならば中々悪くはないもので、それは葉の落ちた木々や騒々しい水鳥と併せて、妙なコントラストを為していた。

音楽。10回は聴いた音楽。過剰なイメージ。珍しく、過剰なイメージ。