金沢に旅行している最中に禁煙しようと急に思い立って、今朝でその日から大体一週間が経った。時間は経っても、コーヒーを飲んでいるときとか、パソコンのモニターを眺めながらぼんやりしているときとか、そういう折々には無意識に、手が口元に動くことがある。灰皿のなかの煙草の燃えさしをじっと見つめていることとか。なので、たった今、立ち上がって灰皿の中身はごみばこに捨てた。捨てることによって、僕に煙草のことを思い出させる要素がまた一つ減るわけだ。そうやって過去をひとつひとつ捨てていく。そのごみばこの中は空間的な無限、何でも捨てられるけど二度と取り出せないんだよ。そんなのって、それでホントにいいの?

、という、苦しくなると頭に浮かぶ言い訳、内なる声がこれまでの禁煙の失敗の主な原因になってきたので、そういうのを忘れて今回はがんばろうと思います。