iTunesでダウンロードしたharuka nakamuraという人の音楽がとてもいい。良い音楽というのが、なんなんと降る外の雨にも、それが段々と暗くなっていくのにも合うのでしょう。とても静かだし、ミニマルだけれど温かみがあって哀しいので、それらは総体として世界であると言うこともできそう。

個人的に言うとやはり地震はショックでした。放っておいても放りがちなメールの返信とかブログだとか、別に気にならないのならとにかく、どうしても気になるそれらに上手いこと向き合う方法が分からないと言うのか、思い出せなくなったと言うのか、僕が頭の中で組み立てていたミニマルな世界の理想が圧倒的な現実の前、対処するためにどうするのかと考えるに人は積極的にそれに関与しようとしたり、そうでないのなら敢えて口にしないことにしたりするのだろう。僕はどちらかと言えば後者であったので常に頭の中にあっても気にしない振りをしていたのです。それはもう半ば頑ななくらいに。

綺麗だと感じるものに囲まれて生きていたいけれど、現実というのが難しい。とても難しいですね。


haruka nakamura -harmonie du soir